水星と海王星の90度を持つ私

唐突ですが、私はよく迷子になります。地図が読めません。
たとえば地下鉄から上がって、さて目的地に行くにはと、立て看板の地図を見ても
立っている場所の印を見て、方向を見て、それでもとんでもない方向に進んでしまいます。

かなり前の事になりますが、当時占星術の講座に向かう目的で新宿の駅を出ましたら、
しとしと雨が降っており、夕暮れの新宿はまさに小雨に煙るグレーの街になっておりました。何度も行っている場所ですのに行きつかず、辺りをグルグル回り、
人に尋ねて地図を描いてもらっても、結局行きつかず、駅に戻り、傷心のまま帰宅した。
という経験をしました。
一体どうしたの、あの日は何だったの？雨のせいだったの？と今でも思い出したくない出来事でした。
私にとっては山の中の狸に化かされたのかと思えなくもない現象でした。
「いやいやそんな馬鹿な」と笑われてしまいますね。

「はたと気づく」ことがあってその一件を、ある先生に話し「迷子になるのは私の水星が海王星と90度だからでしょうか？」と問いかけましたら、その方は「そうかも！」と笑って
頷いていました。

私の水星はASCとは120度、5ハウスの火星と太陽とはゆるい合、海王星とは90度です。
大事なポイントになる天体です。
それが天体の中で夢やビジョンを司る海王星とややこしく係ると、知性や考え方を表す
水星が、直観は鋭いが夢見がちで漠然とした思考になってしまいます。
文書として書く事はなんとかできても、理路整然と話すこと、伝える事が苦手。
水星の年齢域の7歳～15歳の頃の私は夢見がちと言えば救われますが、人から見るとかなりぼんやりしていたのかも。
などとこれまでの人生を振り返り、子供の頃のコミュニケーションは未熟だったとか、
数学が苦手なのも、いろいろつまずいたのもみんなそのせい！と一時思いました。

そして今、占星術で占いのお仕事をしているのですから2ハウス（金銭や収入）の海王星は
例え水星と90度でも天命なのでしょう。

縁あって「リモート占い」に挑戦する事を決め、慣れない操作に四苦八苦。
今度はパソコンの中で迷子になるという事態発生。
それで水星と海王星の90度の呪縛を思い出し、先ほどから長々と書き連ねた次第です。