SSブログ

訃報 [占星術]

先日、以前隣人で仲良くしていた友人が亡くなったという報せを受け取りました。
そして昨日、彼女のご主人から分厚いお手紙を受け取りました。
もともと病を持つ娘さんのため信州に行かれたのですが、彼女本人が病気に倒れ、
ここ1年半は身の回りをご主人がなさっておられたとの事。
久しぶりに二人で公園を少し散歩し、ナスのおやきを食べて帰った後、ベットに横になった後で血を吐き救急車で運ばれましたがすぐ亡くなったそうです。苦しまずに。
私より二歳上で、知的で真面目、まっすぐな性格と強い精神力を持つ人でした。
お互いの子供たちの幼稚園への送り迎え、子育ての事に始まり
いろいろな事について沢山話をしました。

残されたご主人からの手紙の中に、コロナ禍で会えない娘さんあてに書き記したものも
コピーされていて
「これはお母さんが亡くなる前の日に書いたものだよ。
筆跡がとても力強くて、どうしても残しておきたかったんだね。
日記帳の真ん中に大事そうに書き残されていたよ」

お前はちょうどいい
良寛
富士原実津路(作)

お前はお前で丁度いい
身分も体も名前も姓も
お前にそれは丁度いい
食も富も親も子も 息子の嫁も
その孫も それはお前に丁度いい
歩いたお前の人生は悪くもなければ良くもない
お前にとって丁度いい

地獄へ行こうと極楽へ行こうと
行ったところがちょうどいい
うぬぼれる事もなく卑下する事もない
上もなければ 下もない
死ぬ月日さえも丁度いい
仏様と二人の人生
丁度良くないはずがない
丁度良いと聞こえた時
憶念の信力が生まれます
南無阿弥陀仏

彼女らしい思いました。この境地を携えてあちらの世界へ赴いたと。

ご主人の言葉
「彼女は生き切ったと思います。その散り際の潔さも含めて
『よお頑張った!お見事!!』と言ってやりたいです」

私は何度も何度も送られた手紙を読みました。
胸がいっぱいになりました。
あんなに真面目に悩み抜いた人を私は知りません。
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:占い

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。